昨年11月に投開票され新人木内敏之氏と現職石田進氏(当時)が同数を得票し、くじ引きで木内氏が当選した茨城県神栖市長選を巡り、県選挙管理委員会は28日、木内市長の当選を無効と裁決した。全票を再点検した結果、有効とされた票数がそれぞれ変わり、石田氏が1票上回ったと結論付けた。木内氏は高裁に提訴する方針。
石田氏が県選管に審査を申し立てていた。県選管は、木内氏の有効票とされていた「まんじゅうや」「だんごさん」との記載の計2票を無効と判断した。木内氏の実家は和菓子店を営んでいる。一方、石田氏の票も、有効とされていた1票に、欄外に投票と関係のない記載があるとして無効とした。結果、石田氏が1万6723票、木内氏が1万6722票となった。
木内氏は28日、記者会見を開き「神栖で私を『まんじゅうや』と呼ばない人はいない。今回の結果は全く納得がいかない」と不満を述べた。石田氏は報道陣に「県選管が時間をかけ慎重かつ公正に見てくれた結果」と話した。
地方自治法の規定により、裁決か、訴訟の判決が確定するまでは市長職を失わない。