【ソウル共同】韓国のソウル高裁は27日、尹錫悦前大統領の妻へ不正に金品を贈ったとして政治資金法違反罪などに問われた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)元幹部の男の控訴審で、懲役1年6月(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。一審判決は懲役1年2月だった。
高裁は量刑理由について、政教分離という憲法上の価値を損ない、大統領の配偶者を巡る不透明な利益供与だった点で罪は重いとする一方、捜査に協力した事情などを考慮したとした。
判決によると、元幹部は2022年7月、尹夫妻と親しかったとされる呪術師を通じ、請託目的で尹氏の妻に6220万ウォン(約670万円)相当の高級ブランドのネックレスや、1271万ウォン相当のバッグなどを渡した。
大統領選を控えた同年1月には、教団行事への支援を求め、尹氏の側近とされた国会議員に違法な政治資金1億ウォンを提供した。
教団側は27日、選挙介入や政治活動を禁じる指針を新たに公表した。「あらゆる政治的活動から明確な距離を保つ」と強調していた。