【ナイロビ共同】西アフリカ・マリで25日、首都バマコや中部、北部の複数都市への武装集団による一斉攻撃があり、同国の軍事政権によると軍要員と民間人の計16人が負傷した。国際テロ組織アルカイダ系のイスラム過激派「イスラムとムスリムの支援団」(JNIM)が、北部の遊牧民トゥアレグの反政府勢力と共同で攻撃したとの犯行声明を出した。AP通信などが伝えた。
近年、マリで起きた過激派などによる攻撃で最大規模だとみられる。JNIM側は声明で北部キダルを掌握したと主張。マリ軍事政権は、反撃し「状況は制御下にある」と表明した。過激派側の戦闘員多数を殺害したとも説明した。
バマコでは国際空港などが狙われ、夜間外出禁止令が出された。マリ北部の要衝ガオや中部のセバレ、モプティでも攻撃があったと伝えられた。
マリでは2020年以降、クーデターが2回あり、権力を握った軍事政権はロシアに接近。テロ対策で駐留していた旧宗主国フランスの部隊を引き揚げさせた。国連平和維持活動(PKO)部隊も撤収した。