中国でペットの飼育放棄、深刻化

保護猫が主役の「テーマパーク」でくつろぐ猫。奥は長江=3月、中国重慶市(共同)

 中国でペット人気が一段と高まっている。競争社会の中で安らぎを求める人が増える一方、無計画さから飼育を放棄する飼い主が後を絶たない。野良猫と野良犬の数が計約9千万匹に上るとのデータもあり、市民生活への影響が深刻化。動物保護に本腰を入れて取り組む地方政府も現れた。

 南西部の大都市、重慶市。約3万平方メートルの広大な敷地を有する保護猫が主役の「テーマパーク」を訪れると、平日にもかかわらず多くの来場者でにぎわっていた。背中をなでたり、抱きかかえたり。猫好きは至福の時間を過ごす。

 中国メディアなどによると、重慶市と企業の官民融合で設立されたテーマパークは今年1月に開園し、獣医師や飼育員ら約40人が在籍する。各地で保護された600匹余りの猫に病気の治療やワクチン接種、不妊手術を実施。健康面に問題がないと判断された猫は来園者と触れ合うエリアで生活している。

 責任者の一人が野良猫の保護活動に長年携わる中で、猫が長期的に自由に暮らせる環境の必要性を実感したのが設立のきっかけだという。(重慶共同)

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