25年、再エネが最大の電力源に

アフリカ・チャドの首都、ンジャメナに設置された太陽光パネル=2024年11月(共同)

 英シンクタンク・エンバーは24日までに、2025年の世界全体の総発電量に占める再生可能エネルギーの割合が33・8%(10兆7300億キロワット時)となり、石炭火力の33・0%(10兆4760億キロワット時)を上回ったとする報告書を公表した。太陽光発電が急速に拡大したことが大きな要因。直近100年では初めて再エネが最大の電力源になった。

 ロシアによるウクライナ侵攻など世界情勢の不安定化を受け、化石燃料に依存する社会から、再エネと原子力による成長を目指す構造に変化していると分析している。

 太陽光は前年から30%増え、過去8年で最も大きく伸びた。風力と合わせれば、電力需要の増加分のほぼ全てを賄った。その結果、石炭火力は前年比0・6%減となった。石炭火力を含む化石燃料による発電量は、新型コロナウイルス禍の20年以来初めて減少に転じた。

 日本については、太陽光が総発電量の9・8%になり、15年の3・4%からこの10年で約3倍になった。一方で風力は、十分な潜在力はあるが普及が遅れているという。

最新記事
参院選合区解消へ議論
奈良の梅乃宿酒造が東証上場
ソニー生命、詐取被害を全契約者調査
カジノ強制遮断、判断を回避
トヨタ、自家用車ドラレコで救命