米、AI技術窃取と中国側非難

 【ワシントン共同】トランプ米政権は23日、中国などに拠点を持つ海外の組織が、最先端の人工知能(AI)の知的財産を盗む「産業規模の活動」を展開していると非難した。トランプ大統領と中国の習近平国家主席の首脳会談が5月に北京で予定される中、AIの主導権を巡る両国の駆け引きが激化している。

 ホワイトハウス科学技術政策局が、省庁向けのマイケル・クラツィオス局長のメモを公表した。

 同局は、高性能の生成AIが出力したデータを使って他のモデルに学習させる「蒸留」と呼ばれる手法が大規模に行われていると説明。悪用すれば、短時間で安価に高度な能力が模倣される恐れがあり「米国の研究開発を組織的に弱体化させ、機密情報にアクセスすることを目的にした産業規模の『蒸留』は容認できない」と指摘した。

 一方、在米中国大使館の報道官は英紙フィナンシャル・タイムズの取材に「中国は常に協力と健全な競争を通じて、科学技術の進歩を促進することに尽力してきた」と米側の主張に反論した。

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