南極観測船しらせが帰港

 第67次南極観測隊などを乗せ、南極圏で活動した観測船「しらせ」が23日、母港の海上自衛隊横須賀基地(神奈川県横須賀市)に帰港した。基地内で式典が開かれ、出迎えた海自隊員の家族らが帰国を祝った。

 海自などによると、しらせは昨年11月に横須賀基地を出発。オーストラリア―南極間を2往復し、南極圏で約90日間活動した。昭和基地への物資、人員輸送や、氷の融解が加速しているとされる東南極のトッテン氷河沖での観測支援などに当たった。観測隊員はオーストラリアから空路で帰国した。

 斎藤聡海上幕僚長は式典で、今年は日本が南極観測を開始してから70年目に当たるとし「歴史の一ページを支えた努力を誇りに思う」と自衛隊員をねぎらった。

 海上自衛隊が保有するしらせは2034年に退役が見込まれており、文部科学省と防衛省は今月、後継船の運用を国立研究開発法人「海洋研究開発機構」(横須賀市)とする方針を示した。

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