昨年6月から地震活動が活発化した鹿児島県・トカラ列島にある海底ケーブルを活用し、1万5千回以上の地震を観測したと、海洋研究開発機構などのチームが21日までに発表した。今回のように高い感度で観測できれば、群発地震のメカニズム解明につながる可能性があるという。
トカラ列島では数年ごとに群発地震が活発化しているが、島しょ域は地上の観測点が少なく、正確な情報収集が課題となっている。
チームは昨年9月~今年1月、トカラ列島海底の通信用ケーブルの光ファイバーをセンサーにして地震を計測。機器の不具合で約1カ月半の欠測期間があったものの、マグニチュード0・25以上を網羅的に約1万5千回以上観測。多くは海底下10キロほどまでの浅い場所で発生したとみられる。チームによると、この期間で気象庁が観測していた地震は434回だった。
トカラ列島の群発地震は、海底火山活動や海底下の熱水活動との関連が指摘されている。