富山県黒部市の自宅で高校生だった長女福山里帆さん(26)に性的暴行をしたとして、準強姦罪に問われた父親の大門広治被告(54)の控訴審判決で、名古屋高裁金沢支部(増田啓祐裁判長)は21日、懲役8年とした一審富山地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。福山さんは2024年に実名で被害を公表して以降、性被害の撲滅を訴えてきた。
福山さんは判決後、記者会見し「私の言いたいことを認めていただき感謝している」と述べた。
二審では、福山さんが拒否できない状況だったことを被告が認識していたかどうかが主な争点だった。
判決は福山さんが徐々に抵抗しなくなったことについて「繰り返し性交を強いられ、抵抗する気力を失っていた」とした上で「(生計を支える被告の)求めに応じざるを得ないことを認識していた」と指摘した。
判決によると、被告は16年8月、抵抗できない状態で性的暴行を加えた。暴行は中学2年から高校2年までに少なくとも8回ほどに上った。