「抗議船」伝えず、教員不在

京都府京田辺市の同志社国際高

 沖縄県名護市辺野古沖の船転覆事故で死亡した武石知華さん=当時(17)=が通っていた同志社国際高(京都府京田辺市)は「抗議船」に乗ることを生徒に伝えていなかった。教員は体調不良で同乗せず、遺族は「異質すぎてあぜんとするばかり」と批判。私立学校を所管する府は同校の聞き取りを実施し「対応を検討する」としている。

 西田喜久夫校長は事故後の記者会見で、米軍普天間飛行場移設に反対する人が乗っている船だったと認め、こう明かした。「『抗議船』という名前では生徒、保護者に伝えていない」。その上で「基地に疑問を感じる人たちがいるという事実の発見」が目的とし「特定の政治的思想を持つよう指導する旅行では全くない」とした。

 2隻の船は海上運送法に基づく事業登録がされておらず、同校はこの情報を把握していなかった。波浪注意報が出ていたことも認識しておらず、出航の判断は船長に一任。引率教員は体調不良を理由に同乗を取りやめていた。

 武石さんの遺族は投稿サイト「note」で、抗議船に乗ることは全く知らなかったと説明した。

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