【シドニー共同】ニュージーランドの最大都市オークランド市が、旧日本軍の従軍慰安婦だった女性らを象徴する少女像の市有地への設置を認めるかどうか検討している。韓国市民団体が像を寄贈。大沢誠駐ニュージーランド大使は「日本とニュージーランドの外交関係に重大な影響を及ぼしかねない」と設置に強く反対する姿勢を示した。
市有地に設けられた韓国庭園への設置が提案されており、28日に判断する見通し。
像設置と碑文の併設に関する意見募集が1月に行われ、600件を超えるコメントが寄せられた。6割近くが反対する内容だったという。
大使は意見書で「公共の場」への設置を容認すれば、ニュージーランドの日系と韓国系の社会間で「分裂や対立を招く恐れがある」と指摘。過去に米サンフランシスコが像設置を受け入れたため、大阪市が姉妹都市関係解消を通知したことを挙げ、姉妹都市関係への影響や、外交・戦略上の観点などニュージーランド政府の意見を考慮した上で「賢明な判断」をするよう求めた。