【ヒューストン共同】米国とカナダの飛行士4人を乗せて月を周回し、人類による最遠飛行の記録を56年ぶりに更新した宇宙船オリオンが、米西部カリフォルニア州沖に現地時間10日午後5時7分(日本時間11日午前9時7分)に着水し、地球に帰還した。米航空宇宙局(NASA)によると、4人は全員無事。米主導の国際月探査「アルテミス計画」初の10日にわたる有人飛行は完了、NASAは2028年の有人月面着陸に向け準備を加速させる。
宇宙船は大気圏に突入、2千度を超える高温に耐えながら通り抜けた。パラシュートを開いて時速30キロほどに減速し着水。船長のワイズマン飛行士が無事を伝えた。トランプ大統領はSNSへの投稿で「おめでとう。壮観な旅だった」と4人をたたえた。NASAのアイザックマン長官は「言葉が出ない。これ以上誇りに思うことはない」と述べた。
NASAと米軍のチームは宇宙船から4人をボートに運び出し、ヘリで米軍の船に移送。4人は健康状態のチェックを受け、テキサス州のジョンソン宇宙センターへ向かう。