【イスタンブール、ワシントン共同】イラン国営英語放送局プレスTVなどは8日、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡が再び封鎖されたと報じた。イスラエル軍によるレバノンへの大規模攻撃を受けた事実上の対抗措置。イラン側は米国との2週間の停戦合意にレバノンが対象として含まれているとし、攻撃は合意違反だと非難した。米国はレバノンは対象外だとし主張が対立。停戦合意は早くも不安定化した。
米側によると、仲介国パキスタンの首都イスラマバードでの米イラン協議は、現地時間11日午前(日本時間同日)に開始予定。停戦合意を巡る両者の認識の溝は深く、協議は難航が見込まれる。トランプ米大統領はイランに攻撃を再び警告して海峡の開放を要求した。
米代表団を率いるバンス副大統領は「イランが次の一歩を踏み出さなければならない」と譲歩を要求。停戦対象にレバノンが含まれるとする主張を「誤解」だとした。
イスラエル軍は8日、停戦合意発表後にレバノンを攻撃、親イラン民兵組織ヒズボラとの3月の交戦再開後で最大規模となった。