内閣府が9日発表した3月の消費動向調査によると、向こう半年間の消費者心理を示す消費者態度指数(2人以上世帯、季節調整値)は前月比6・4ポイント低下の33・3となり、3カ月ぶりに悪化した。米国の高関税政策への不安が高まった昨年5月以来の低水準で、下落幅はコロナ禍が直撃した2020年4月以来の大きさ。中東地域の紛争に伴う原油高への警戒を反映した。
基調判断は2月の「改善に向けた動きがみられる」から「弱含んでいる」に下方修正した。調査期間は3月6~23日で、米国とイスラエルのイラン攻撃の影響を初めて織り込んだ。
指数を構成する4項目が全て悪化した。「暮らし向き」は9・8ポイント、「耐久消費財の買い時判断」は7・7ポイント、「雇用環境」は5・7ポイント、「収入の増え方」は2・5ポイントそれぞれ低下した。
1年後の物価見通しについては「上昇する」との回答が7・5ポイント増えて93・1%となった。物価上昇率が「5%以上」との回答は16・9ポイント増の53・4%。低下傾向だったが、原油価格高騰への懸念が押し上げた。