2024年の能登半島地震で被災した石川県の第三セクター「のと鉄道」の能登鹿島駅(穴水町)周辺に並ぶソメイヨシノが満開となり、見頃を迎えた。同駅は「能登さくら駅」の愛称で知られ、晴天に恵まれた8日は、乗客や花見客がホームを包み込む桜に見とれつつ、発着する列車との共演を写真に収めていた。
友人と訪れた宮下美智子さん(91)は、地震後に自宅を解体し現在は同県輪島市の仮設住宅で暮らす。「美しい景色を見ることができ、心が晴れた。ここに来られてよかった」と顔をほころばせた。愛知県西尾市の杉江ヒトミさん(74)は「地震にも負けず満開に咲いてくれた桜のたくましさに感動した」と語った。