内閣府が8日公表した3月の景気ウオッチャー調査(街角景気)によると、足元の景気実感を示す現状判断指数(季節調整値)は前月比6・7ポイント低下の42・2で、2カ月ぶりに悪化した。中東情勢の緊迫化に伴う原油高への懸念を反映し、新型コロナウイルス禍やロシアのウクライナ侵攻に直面した2022年2月以来、4年1カ月ぶりの低水準となった。
家計、企業、雇用の全ての指数が振るわず、地域別でも全てが悪化した。内閣府は景気の見方を「持ち直している」から「このところ持ち直しの動きに弱さがみられる」に下方修正した。2、3カ月先の見通しを示す先行き判断指数も11・3ポイント低下の38・7で、コロナ禍に苦しんだ20年12月以来の低水準だった。
各業界からは足元の状況について「ガソリン価格が上がっているため、外出を控えているような気がする」(南関東の一般レストラン)、「原油価格高騰の影響もあり、原料メーカーの取扱量が減少している」(九州の輸送業)との声が上がった。