クマ対策で「緊急銃猟」指針改定

「緊急銃猟」で銃を構える猟友会のハンター(奥)=2025年10月、札幌市西区

 環境省は6日、クマ対策として可能となった「緊急銃猟」のガイドラインを改定した。実施事例を豊富に加え、対応した人員数や時系列、発砲時のイメージイラストを記載。使用した銃や、跳弾などを防ぐ「バックストップ(遮蔽物)」も示した。

 河川敷に出没した親子グマの緊急銃猟では、午前9時に関係者が集合し計画立案した。捕獲者は7人で、4人が住民への避難を呼びかけるなど計28人で対応した。

 市街地の家の庭に出没したケースは散弾銃が使われ、地面をバックストップとして屋上から撃ち下ろす形で実施。屋内への侵入事例や、麻酔銃を用いた対応なども解説している。

 また、今年2月までに実施した全ての緊急銃猟で自治体が警察と連携して通行制限していたことを紹介。対応フローを示した簡易版マニュアルを作成し、現場で迅速な対応ができたとの工夫例を載せた。

 昨年9月に市街地での緊急銃猟が自治体判断で可能となったことから、環境省は同7月に発砲までの手順を示したガイドラインを策定した。同省によると、今年3月27日時点の実施件数は60件。

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