【ネピドー共同】ミャンマー連邦議会は3日、大統領に軍事政権トップのミンアウンフライン前国軍総司令官(69)を選出した。民主派指導者アウンサンスーチー氏を含む主要な民主派を排除して強行した総選挙を経て「民政移管」を演出するが、実態は変わらず、2021年のクーデターで成立した軍政による実質的な支配継続が固まった。
今後、ミンアウンフライン氏が組閣や就任宣誓をし、今月上旬にも新たな親軍政権が発足する。大統領は国家元首として行政権を統括し外交などの幅広い分野で権限を行使できる。
ミンアウンフライン氏は429票を獲得した。軍政首相のニョーソー氏が126票、国軍系「連邦団結発展党(USDP)」のナンニニエイ氏が29票で続いた。ニョーソー氏とナンニニエイ氏はそれぞれ第一、第二副大統領となり、正副大統領を親軍派が占めることになる。
数少ない民主派の上院議員は「予想どおりの結果になった」と諦めた様子で「少しでも国の未来が良くなることに期待するしかない」と話した。