健康被害サプリ、有害物質複数か

小林製薬のサプリメント「紅麹コレステヘルプ」

 小林製薬の紅こうじを使ったサプリメントを摂取した人に健康被害が生じた問題を巡り、被害が出たサプリでは青カビ由来の「プベルル酸」の混入が指摘されていたが、その他に人体に有害な可能性がある複数の物質が含まれていたとの分析結果を、九州大のチームが3日までにまとめた。

 今坂智子九州大講師らのチームは、物質を気体にして測定する独自の機器を使い、同社のサプリ「紅麹コレステヘルプ」を分析。プベルル酸が検出された製品と正常な製品を比べた。その結果、プベルル酸が検出されたサプリに、少なくとも五つの成分が多く含まれることが分かった。

 物質を特定するため、米国立標準技術研究所のデータベースを探索。肝臓や腎臓に有害な化合物や、コレステロール値を下げる「ロバスタチン」由来の化合物の可能性があるという。カビが分解して生成されたとみられる化合物も含まれていた。

 今坂講師は「今回の紅こうじサプリを巡る健康被害の調査には、プベルル酸以外のさまざまな有害物質についても考慮する必要がある」としている。

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