【ナイロビ共同】西アフリカのセネガル政府は3月31日、同性同士の性行為に対する刑罰を最長拘禁10年に倍増する法案にファイ大統領が署名したと発表した。欧米メディアが報じた。セネガルの法律では、同性愛が「自然に反する行為」と位置付けられており、罰金の最高額も1千万CFAフラン(約280万円)に引き上げた。国連は憂慮を表明していた。
ファイ氏は政権を奪取した2024年の大統領選で、LGBTQ(性的少数者)の取り締まり強化を掲げていた。法案が3月に議会で可決された際、国連のターク人権高等弁務官は「人権に反するものだ」と反発。ファイ氏に署名しないよう求めていた。
欧米メディアによると、アフリカでは少なくとも32カ国で同性愛を禁止する法律がある。米CNNテレビは「アフリカでは保守的傾向が強い」ことが背景だと説明した。ウガンダやモーリタニア、ソマリアでは同性愛の最高刑を死刑と規定。一方、南アフリカでは06年にアフリカで初めて同性婚が合法化された。