「逆賊の幕臣」記念館建設

村上泰賢さんの父照賢さんが描いた小栗忠順の肖像画

 江戸時代末期の幕臣・小栗忠順(1827~68)の功績を広く伝えようと、一般社団法人小栗上野介顕彰会が、墓のある東善寺(群馬県高崎市)近くに記念館を建設する。小栗は2027年のNHK大河ドラマ「逆賊の幕臣」の主人公に決まっており、放送開始前の26年12月の完成を目指す。

 日米修好通商条約の批准書交換のため日本初の遣米使節として渡米し、帰国後に幕府の勘定奉行などを務めた。日本の近代化を支えた横須賀製鉄所(造船所)の建設に尽力。1868年に罷免され、領地だった旧権田村(現高崎市倉渕町権田)に移ったが、明治新政府軍に市内の河原で斬首された。

 記念館は地元産木材を使った2階建て。建設費には、顕彰会理事を務める村上泰賢東善寺住職(84)の自己資金のほか、寄付金や市からの補助1億1千万円を充てる。東善寺の収蔵品のうち、小栗が使った拳銃ケースや、斬首される前に河原まで小栗を運んだとされるかご、米国から持ち帰ったねじくぎといった約400点の資料を公開する。

 小栗に関する著書がある村上さんが作った解説パネルも展示する予定だ。

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