金子恭之国土交通相は28日、リニア中央新幹線静岡工区の早期着工に向けて取り組むよう建設主体のJR東海に要請した。「着工後は速やかに東京・品川―名古屋間の開業見通しを明らかにし、他区間も含めて工事の進捗状況を開示してほしい」とも求めた。視察先の相模原市で記者団の取材に答えた。
JR東海の丹羽俊介社長も取材に応じ「地域の皆さまに丁寧に説明し、理解を得られるよう努める」と強調した。開業時期は「静岡工区を着工できていないので、申し上げる段階にない」と述べるにとどめた。
静岡工区のトンネル掘削を巡っては、静岡県の有識者専門部会が26日、県が示した28項目の課題に対するJR東海の対応策を了承した。
この日、山梨県の山梨リニア実験線や、相模原市の神奈川県駅(仮称)建設現場を視察した金子氏は「大きな節目を迎えた。一日も早い着工に向け、引き続きしっかりと対応してほしい」と述べた。