福島の仮設住宅無償提供3月終了

福島県大熊町のJR大野駅周辺。奥は東京電力福島第1原発=2月

 福島県が、東京電力福島第1原発が立地する大熊、双葉両町からの避難者を対象とする仮設住宅の無償提供を3月末で原則終了する。今年元日時点で仮設は25都府県に448戸あり、715人が入居。大半は仮設とみなされたアパートに住み続けたり、別の賃貸住宅に移ったりする対応を決めているが、今後は家賃負担がのしかかる。金銭面や健康面に不安を抱く避難者は多く、行政による細やかな支援が急務となる。

 県は無償提供終了について、大熊、双葉両町で一部避難指示が解除され、災害公営住宅が完成するなど生活環境が整うめどが立ったため、と説明する。ただ県が両町からの避難者を対象として昨年9月にまとめた調査では、7割が避難先にとどまる意向を示し、帰還の動きは鈍い。

 県の記録では、2014年末には最大約10万2千人の避難者が4万3700戸の仮設に入居。県は、大熊、双葉両町以外からの避難者について20年3月までに無償提供を原則終了した。両町からの避難者も、新たな住宅の引き渡しが工期遅れで26年度中になる1戸を除き、今年3月末で無償提供を打ち切る。

最新記事
住宅火災、3遺体見つかる
震度=気象庁発表(28日19時39分) :地震
ゼレンスキー氏、UAE訪問
富山・南砺の住宅火災、3人の遺体見つかる
イスラエル大使館、抗議文書拒絶