防衛省は27日、海上自衛隊のイージス艦「ちょうかい」が米国での改修を終え、巡航ミサイル「トマホーク」を発射する能力を持ったと発表した。国外での試射を経て、実際に運用できるのは日本に帰国する9月ごろの見通し。2022年の安全保障関連3文書で明記された反撃能力(敵基地攻撃能力)の行使を可能とするため、防衛省が各地で進める長射程ミサイル配備の一環。今月31日には陸上自衛隊が熊本市と静岡県でミサイルの配備を始める予定だ。
防衛省によると、ちょうかいは米国に長期派遣中で、昨年10月から米海軍の支援を得ながら、発射に必要なソフトウエアのインストールなどの改修や訓練を実施してきた。今年夏ごろ、試射で乗員の練度などを確認。9月中旬には母港の海自佐世保基地(長崎県)に戻るという。
防衛省は現有のイージス艦全8隻にトマホークを搭載予定で、26年度には「きりしま」も発射能力を持つ見通しだ。最大400発を取得予定で、既に納入が進んでいる。
トマホークは米国で開発。低空飛行でレーダーをかいくぐり、敵の基地をたたくことができる。