WTO閣僚会議が開幕

カメルーン・ヤウンデのWTO閣僚会議の会場=25日(共同)

 【ヤウンデ共同】世界貿易機関(WTO)の閣僚会議が26日、カメルーンの首都ヤウンデで開幕した。各国の貿易紛争を処理する制度の改革や、政府補助金の適正化といった公平な競争条件の確保を議論する。29日まで開催する予定。

 トランプ米政権が高関税措置を強行し、世界で保護主義的な風潮が広がっている。「自由貿易の番人」とされるWTOが機能不全からの脱却にめどを付けられるかどうかが焦点となる。

 WTOのオコンジョイウェアラ事務局長は閣僚会議で「世界の貿易体制は過去80年間で最悪の混乱に見舞われている」と指摘し、WTOの機能回復への協力を訴えた。

 閣僚会議はWTOの最高議決機関で、原則2年ごとに開催する。最大の懸案となっている紛争処理制度は、米国が最終審に当たる上級委員会の委員補充を拒否し、2019年から機能が停止している。対策として欧州連合(EU)が20年に設立を主導し、後に日本も加わった有志国による多数国間暫定上訴仲裁アレンジメントの拡大推進を目指す。

 政府補助金への規律強化など、公平な競争条件の確保も議題となる。

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