運輸安全委員会は26日、昨年4月に長崎県・壱岐島沖で3人が死亡した医療搬送用ヘリコプター事故の経過報告を公表した。機体後方で異常音や振動が発生したため、機長が空中分解する恐れがあると考えて不時着水を試みたことが判明。テールローター(後部回転翼)を制御する部品が破断していたことも既に分かっており、事故原因の分析を続ける。
経過報告によると、ヘリは昨年4月6日午後1時半に患者を乗せて長崎県・対馬空港を離陸。約15分後に異常音が聞こえ、機長は緊急用のフロート(浮具)を作動させて海に着水したが、横転して機体のほとんどが水没した。救助された6人のうち医師や患者ら3人が死亡した。