愛知県一宮市で昨年5月、妊娠中の研谷沙也香さん=当時(31)=が車にはねられて死亡した事故を巡り、県議会は25日、胎児が交通事故などで被害に遭った際の処罰規定の在り方を議論するよう国に求める意見書を全員一致で議決した。遺族が、事故後に帝王切開で生まれた日七未ちゃんに重い障害を負わせた罪を問うよう求めたが、刑法上胎児は母体の一部とされているため、検察が見送った経緯がある。
意見書は「被害の発生時点によって法的評価に大きな差が生じる状況は命の尊厳や公平性の観点で課題が残る」と指摘。刑法の見直しも含めた議論や、当事者と家族への支援体制の充実を求めた。