アフリカの南スーダン国連平和維持活動(PKO)を統括する「国連南スーダン派遣団(UNMISS)」の軍事部門の司令部トップ「参謀長」に陸上自衛隊幹部が就任することが分かった。政府は近く国家安全保障会議(NSC)と閣議で派遣を決定する方針だ。2015年に成立した安保関連法に基づく自衛官の国連派遣の初事例となる。複数の政府関係者が22日、明らかにした。
国連は昨年9月に日本を含む複数国に公募の案内を出しており、日本政府は昨年11月に応募。このほど国連から陸自幹部を任用すると日本政府に通知があった。国連活動への積極的な貢献姿勢をアピールし、日本の発言力やプレゼンス(存在感)向上につなげたい考えだ。
参謀長は、作戦や人事、物資の補給など各部署を統括する役割を担う。国連事務総長の指揮監督下で任務に当たる。憲法9条は国権の発動たる戦争、武力による威嚇、武力行使を禁じている。参謀長は国連職員として業務を行い、武力行使に直接関わる業務も想定されないと整理している。