浸水想定区域外で犠牲者、能登

奥能登豪雨で氾濫した石川県輪島市の塚田川で、橋に引っかかった流木=2024年9月22日(同県提供)

 2024年9月に石川県・奥能登地域を襲った豪雨で、県が示した「洪水浸水想定区域」の範囲外でも住宅が流され、犠牲者が出ていたことが20日、県への取材で分かった。記録的雨量によって、24年元日の能登半島地震で崩れやすくなっていた土砂や木が河川に流れ込み、氾濫が広がったことが要因とみられる。災害関連死を含め21人が犠牲となった豪雨の発生から21日で1年半。識者は、大地震後は想定外の災害が起こり得るとして警戒が必要だと指摘する。

 洪水浸水想定区域は、大規模河川や、家屋などの防護対象が近くにある1級、2級河川を対象に国や都道府県が指定する。予想される最大規模の降雨を基に、浸水の恐れがある範囲や浸水の深さを地図中に示す。市町村が作成するハザードマップの基礎資料となる。

 国土交通省は、想定区域を指定する際に参考とする手引を改定する方針だ。

 石川県によると、豪雨では輪島市久手川町で塚田川が氾濫し、周辺で4人が犠牲となった。そのうち1人は、自宅が洪水浸水想定区域の外にあり、自宅ごと流されていた。

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