福島原発3号機の原子炉底部に穴

東京電力福島第1原発3号機の原子炉圧力容器底部付近。容器底部とみられる構造物(右矢印)や、本来容器内にある制御棒関連の部品(左矢印)がむき出しになっている=17日(東電提供)

 東京電力は19日、福島第1原発3号機の原子炉圧力容器底部に穴が開いている映像を公開した。超小型ドローンのカメラで撮影した。炉心溶融(メルトダウン)を起こした1~3号機で圧力容器底部を間近で撮影したのは初めて。映像には溶融核燃料(デブリ)の可能性がある付着物や堆積物も写っていた。

 東電によると、圧力容器は鋼鉄製で内径5・5メートル、底の厚さは14センチ。底は熱で溶けて一部がめくれ、本来容器内にある制御棒関連の部品がむき出しになっていた。デブリの可能性がある付着物は茶色っぽいつららのような形で、圧力容器下部にある制御棒駆動機構を支える構造物にぶら下がっていた。

 東電はデブリの本格取り出しについて、2037年度以降に3号機での着手を目指す。圧力容器のデブリを上から砕いて原子炉格納容器の底に落として、横から挿入した装置で回収する手法を想定しており、東電は「今回の調査でデブリを上から下に落とす道があることが分かった」とした。撮影した映像を基に3次元地図を作り、本格取り出しの参考にする。

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