ガソリン高騰、利用者悲鳴

 米国とイスラエルのイラン攻撃により世界で原油相場が急騰する中、国内のガソリン価格が急上昇している。政府は石油備蓄を放出する方針を明らかにしたが値上がりは収まらず、レギュラーガソリンが1リットル当たり190円を突破した地域も。物価高に苦しむ利用者は、さらなる家計への打撃に悲鳴を上げる。

 長野市のセルフ式ガソリンスタンド(GS)では12日、店頭表示価格が1リットル当たり194円だった。仕事帰りに訪れた60代女性は最近、満タンまで給油しないことが増えた。「食料品の値段も軒並み上がっている。早く戦争が終わってくれるといいが」とこぼした。

 札幌市西区にある24時間営業のGSは、12日午前8時にレギュラーガソリンを1リットル161円から同189円に値上げした。タクシー運転手の男性は「このままだと200円台もあり得るのでは」と不安そうに語った。

 「売れば売るほど赤字。値上げせざるを得ない」。長崎市でGS3店舗を営む会社の江村大洋社長は表情を曇らせる。

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