来日した米国のキース・ケロッグ元ウクライナ担当特使が11日、東京都内で共同通信のインタビューに応じた。対イラン作戦を受けた世界的な原油価格高騰を踏まえ、トランプ大統領がロシアに対する石油関連の制裁の緩和を検討しているとの見方を示した。石油輸入を中東に依存する日本を含めた関係国に配慮する狙いがあると説明した。
ケロッグ氏は第1次トランプ政権で国家安全保障担当の大統領補佐官代行などを歴任。第2次政権では2025年12月までウクライナ担当特使を務めた。
米国の対イラン軍事作戦はロシアによるウクライナ侵攻への対応にも影響を及ぼしつつある。ケロッグ氏はトランプ政権の関心がイランでの作戦に集中しており「ウクライナは脇に追いやられている」と認めた。
トランプ氏が対ロ制裁の緩和を検討しているのはロシアのためではなく、石油供給量を増やすことでホルムズ海峡の事実上の封鎖で影響を受ける日本など各国を「助けられると考えているからだ」と話した。
石油関連以外の対ロ制裁はそのまま維持されるとした。(共同)