日本産科婦人科学会は9日、重い遺伝性の病気が子どもに伝わらないよう、体外受精した受精卵の遺伝子を調べる「着床前診断(PGT―M)」を巡り、2025年1~6月に35件を審査し、同年12月末までに28件を承認したと発表した。不承認は2件、審査継続は5件だった。
結果判定期間の重複があるため、承認された28件のうち5件は昨年9月に公表済み。今回、新たに公表したのは23件で、乳がんや骨肉腫、脳腫瘍といった、さまざまな種類のがんになりやすくなる「リー・フラウメニ症候群」などを承認した。
PGT―Mは、生命倫理や遺伝学の専門家の意見を踏まえ、実施の可否を学会が症例ごとに判断している。