【北京共同】中国の習近平国家主席は7日、全国人民代表大会(全人代=国会)の中国軍代表団の会合に出席し「反腐敗闘争を揺るぎなく推進しなければならない」と述べた。中国軍で制服組トップら幹部の失脚が相次ぐ中、一層の綱紀粛正を指示した。国営通信新華社が報じた。
習氏は「軍の中に(共産)党に二心を抱く者がいてはならず、腐敗分子の隠れる場所があってはならない」と言明。「軍予算管理の改革を進めなければならない」とし、資金の流れや権力の行使を厳格に監視するよう求めた。
「将兵が党の指導に従う思想的基盤を固めなければならない」とも述べ、政治的な忠誠心を重視する姿勢を示した。人工知能(AI)など先端技術による「新型作戦力」や統合作戦指揮といった4分野での人材育成も指示した。
中国軍では2023年夏ごろから大規模汚職が取り沙汰された。22年に習氏を含む7人で発足した軍の最高指導機関、中央軍事委員会は制服組トップを含む5人が失脚する異例の事態に陥った。摘発を受けて全人代の代表資格を失う軍高官も相次ぎ、23年に約280人だった軍代表団の人数は約240人に減った。