陸軍青年将校らがクーデターを起こした1936年の二・二六事件発生から90年となり、岡田啓介首相と間違えられて殺害された松尾伝蔵大佐(享年63)をしのぶ献花祭が7日、出身地の福井市で開かれた。
JR福井駅東口に岡田氏の立像と松尾大佐の胸像があり、大佐や岡田氏の遺族、卒業した小学校の児童らが胸像前で献花。主催者の石川行芳さん(68)は「没後90年の節目に大佐の遺徳をしのび、謹んで花を手向けたい」とあいさつした。
松尾大佐は同郷の岡田氏の妹と結婚し、34年に岡田氏が首相に就任した後、秘書を務めた。首相官邸に侵入した反乱軍に射殺された。岡田氏は無事だった。