WBC連覇を期す日本代表「侍ジャパン」の主力で米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手を前代表監督の栗山英樹さんが育成したように、秋田県の「栗山が育てた大谷」も話題を呼んでいる。同県能代市の栗山地区で栽培されるコメ「大谷米」だ。生産者の大谷直人さん(53)は「秋田のコメも大谷選手と共に世界一を目指す」と意気込む。
大谷米の品種は秋田県名産の「あきたこまち」。栗山地区は世界自然遺産・白神山地のふもとに位置する。豊かな水で育ったコメは甘みとつやが自慢だ。販売を始めたきっかけは地区と同じ姓の栗山さんが代表を率いて3度目の世界一となった2023年のWBC。「高齢化や人口減少が進む地域に明るい話題を」と願い、大谷選手の姓にもあやかった。
大谷選手や栗山さんと面識はなく、公認されたわけでもない。大谷米を「迷惑かな」と思いつつ送った栗山さんからは「農業を盛り上げてください」と逆に激励の手紙が届いたという。
大谷米は通販サイトで賞を獲得し、能代市のふるさと納税の返礼品にも選ばれてリピーターも多い。