国際報道で優れた業績を上げたジャーナリストに贈られる「ボーン・上田記念国際記者賞」の2025年度の受賞者に25日、共同通信政治部の福田公則記者(44)と、毎日新聞カイロ支局長の金子淳記者(46)が選ばれた。日本テレビ国際部の坂井英人記者(39)には特別賞を授与する。授賞式は3月19日。
福田氏は、海上自衛隊の護衛艦「すずつき」が24年7月、中国浙江省沖の領海に誤って侵入した際、中国が警告射撃として少なくとも2発の砲弾を発射していたことなどを報じた。賞選考委員会は「両政府が秘匿してきた日中対立最前線の実態を明らかにした」と評価した。
金子氏は、アサド政権が崩壊したシリアに入り、最後の首相だったジャラリ氏に単独インタビューを実施。政権が終わった瞬間を詳細に伝えた。坂井氏は長期化するロシアによる侵攻で苦しむウクライナの子どもたちの現状を映像で描いた。