「先輩の思い忘れない」

富山外国語専門学校で開かれた追悼の集いで献花するニュージーランド地震犠牲者の遺族=22日午前、富山市

 2011年のニュージーランド地震で語学研修中の生徒12人が犠牲になった富山市の富山外国語専門学校で22日、追悼の集いが開かれた。横田沙希さん=当時(19)=を亡くした父政司さん(70)が遺族代表としてあいさつし「犠牲になった学生を忘れることなく、バトンをつないでいってほしい」と参列者に語りかけた。

 遺族や元同級生、在校生ら約100人が出席した。発生時刻の日本時間午前8時51分に黙とうし、犠牲者を悼んだ。会場からすすり泣く声が聞こえた。

 在校生代表の森樹里さん(19)は「先輩方が大切にしていた学びへの思いを忘れることなく、日々の生活に向き合っていく」と決意を語った。

 菊田紗央莉さん=当時(19)=の父邦俊さん(75)は終了後、報道陣の取材に「(生きていたら)どんな生活をしていたかなと想像してしまう」と心境を吐露した。

 生徒たちは、クライストチャーチ市中心部のビル倒壊に巻き込まれた。現地警察が17年に倒壊の責任を巡り立件を断念したことについて、邦俊さんは「今でもおかしいという気持ちがある」と不満をにじませた。

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