福島1、2号機の工法検討に着手

東京電力福島第1原発の1号機(左)と2号機=9日(共同通信社ヘリから)

 東京電力は、福島第1原発1、2号機の溶融核燃料(デブリ)をどのような設備で本格的に取り出すかの検討を始めた。炉心溶融した1~3号機で最初に本格取り出しを行う3号機の準備作業を参考に、来年7月までに方向性をまとめる。各号機の原子炉建屋の損傷や汚染の状況などを基に、今後対応すべき課題の整理から進めている。

 1~3号機にあるデブリは推計約880トン。本格取り出しは、使用済み核燃料プールからの燃料搬出が完了した3号機から2037年度以降に始める。取り出し装置を備えた建物を、原子炉建屋をまたぐように建造し、上からデブリを砕いて原子炉格納容器の底に落とし、横から容器内に挿入した別の装置で回収する計画だ。1、2号機も同様に上と横からのアクセスを試みる。

 取り出し装置の建物の建設にはさまざまな構造物が邪魔になるため、撤去などの対応が必要になりそうだ。プールに残る燃料の搬出に向け、1号機には建屋上部に大型カバー、2号機には建屋側面からせり出す構台がある。

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