「書くべきことたくさん」

芥川、直木両賞の贈呈式で写真に納まる(左から)直木賞の嶋津輝さん、芥川賞の畠山丑雄さんと鳥山まことさん=20日午後、東京都内

 第174回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の贈呈式が20日、東京都内で開かれ、「時の家」の鳥山まことさん(34)と「叫び」の畠山丑雄さん(34)に芥川賞が、「カフェーの帰り道」の嶋津輝さん(56)に直木賞が贈られた。

 建築士でもある鳥山さんは自宅の建築過程で感じた職人の丁寧な仕事ぶりが、家を主人公にした受賞作の執筆につながったと紹介。「住宅だけでなく、病院や公共建築など書くべきことはたくさんある。自分にしか書けない小説を書いていきたい」とあいさつした。

 畠山さんは「栄誉ある賞をいただいて大変うれしい」と述べた上で、「主賓としての居心地の悪さ」と「人間がいるべき場所」について思いを巡らせるスピーチをした。

 嶋津さんは、歴代の担当編集者とのエピソードをユーモアも交えて披露した後、「本を潤沢に与えてくれた両親」に感謝。さらに受賞決定後の忙しい日々を支えてくれた夫に「マイ・ラビング・ハズバンド」と呼びかけると、会場は温かい雰囲気に包まれた。

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