1月に再稼働した東京電力柏崎刈羽原発6号機(新潟県)の30年超え運転に必要な長期施設管理計画の認可を巡って、東電が原子力規制委員会に提出した申請書に30件の誤りがあったことが18日、分かった。規制委の審査担当者は17日の初回会合で「どう審査していいのかまだ見えていない」と苦言を呈した。
運転開始30年となる11月7日の前に認可を受けないと運転できなくなる。審査は一般的に1年ほどかかるが、東電の申請は昨年12月24日で期限まで約10カ月しか残っていなかった。審査担当者は認可が期限に間に合わない可能性にも言及した。
会合での東電の説明によると、本社所在地を書く箇所に同原発の住所を誤記するなどのミスが27件、新規制基準の適合判断に影響がある誤りも3件あった。東電担当者は「細かい点を確認していなかった」と釈明した。
規制委の山中伸介委員長は18日の定例記者会見で「社内の品質管理の問題だ。制度への理解が乏しい」と批判。小早川智明社長は柏崎刈羽原発で取材に応じ「真摯に対応する」と陳謝した。