旅客機内で相次ぐモバイルバッテリーの発火を受け、国土交通省は18日までに、4月から機内での使用を禁止する方針を決めた。スマートフォンなどへの使用だけでなく、機内のコンセントでバッテリーを充電することも禁じる。航空各社に通知した。
国交省によると、国連専門機関の国際民間航空機関(ICAO)が3月にも使用禁止の推奨を採択する見通し。その後、航空法に基づく国内規定を改正する。機内持ち込みは1人2個までとする案が出ている。
国交省は昨年7月から、機内では座席上の荷物棚に入れず、目の届く所で充電や保管をするよう要請していた。規制強化が必要と判断し、使用禁止について業界団体を通じて乗客に周知を図る。
モバイルバッテリーで主に使われるリチウムイオン電池は、衝撃や劣化で発火や発煙の恐れがある。現在、機内預け入れの荷物に入れるのを禁じ、持ち込む個数や容量に制限を設けている。
航空各社は、発火したバッテリーを入れることができる耐熱袋を機内配備し、客室乗務員による消火訓練も実施して対策を強めてきた。