中道改革連合は衆院副議長人事を巡り二転三転した結果、公明党出身の石井啓一元国土交通相(67)の起用で決着した。この間、複数の名前が浮かんでは消えた。その一人の泉健太元立憲民主党代表(51)は、交流サイト(SNS)へ「なぜ俺に」と投稿。衆院選惨敗の余波が浮き彫りとなった。
副議長は野党第1党から選出するのが慣例だ。三権の長である議長に次ぐ重要な役職で、比較的年齢が高い重鎮クラスが就く。所属会派を離脱し、国会質問にも立たない「上がりポスト」(関係者)とされる。
中道の小川淳也代表は、自身を除く48議員の中から適任者を探した。8日の衆院選で小沢一郎、岡田克也、枝野幸男各氏ら適齢期とされる重鎮が相次ぎ落選。選択肢が限られる中で、立民は公明側からの推挙を期待したが、公明は消極的だった。立民関係者は公明側は比例名簿で上位優遇され28人全員が当選したため「引け目を感じたのでは」と推察する。
国会召集日が迫る16日、小川氏は「副議長が決まらない」と周囲にぼやいた。石井氏が打診を受けたのは17日の朝だったという。