みずほ証券社員を強制調査

みずほ証券のロゴマーク=2018年6月

みずほ証券社員が業務で知った未公開情報を基にインサイダー取引に関与した疑いが強まったとして、証券取引等監視委員会が1月下旬、金融商品取引法違反容疑で、東京都千代田区の本社や関係先を強制調査したことが16日、関係者への取材で分かった。検察当局への告発も視野に、取引の解明を進める。

 関係者によると、社員は顧客企業に対し、株式や債券による資金調達や合併・買収(M&A)の助言をしており、業務の中で未公開情報を知ったとみられる。

 同社は16日「監視委から当社に対して調査が行われていることは事実。全面的に協力する」とするコメントを出した。

 金融業界では近年、インサイダー事件への関与が相次いで発覚。東京証券取引所の元社員や、金融庁に出向していた元裁判官、三井住友信託銀行の元部長が2025年、それぞれ有罪判決を受けた。

 悪質なインサイダー取引への抑止力を高める観点から、金融庁は課徴金引き上げなどの検討を進め、関連法の改正案を国会に提出する方針だ。

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