「ルフィ」藤田被告に無期懲役

藤田聖也被告(フィリピン入国管理局提供)

 フィリピンを拠点に「ルフィ」を名乗り広域強盗を指示したとされる特殊詐欺グループ幹部で、強盗致死などの罪に問われた藤田聖也被告(41)の裁判員裁判で、東京地裁は16日、「犯行に必要不可欠な役割を果たした」として求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。幹部4人で有罪となったのは、小島智信被告(48)=強盗致傷ほう助罪などで懲役20年、上告=に続き2人目。

 弁護側は、起訴された7件の強盗について「凶器を使うよう指示していない」などとしてほう助にとどまると主張。戸苅左近裁判長は、実刑が確定した実行役の「被告から(凶器の)バールがあると言われた」との証言の信用性を認め、被告が積極的に暴行を指示していることから「実行役が持っていた道具を凶器として使うことは当然予測し得た」とした。

 その上で、匿名性の高い通信アプリ「テレグラム」を使い、実行役を遠隔操作して組織的な連続強盗を行い「社会全体に与えた不安は非常に大きい」と指摘。わずか3カ月に死者1人、負傷者6人に上る一連の強盗を起こし、刑事責任は非常に重いと述べた。

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