首相、経産官僚を重用

首相官邸

 首相官邸で、経済産業省出身官僚の重用が際立っている。高市早苗首相は昨年10月の政権発足時、筆頭格の政務担当秘書官に前経産事務次官の飯田祐二氏を起用。さらに先月4日付で、政府の広報戦略を担う内閣広報官にも同省出身の佐伯耕三氏を充てた。安倍晋三元首相は経済成長を重視し、経産省出身者を要職に就けた。高市首相も衆院選圧勝を受けて成長戦略を加速させる構えで、安倍氏の路線を踏襲しているようだ。

 佐伯氏は2017年、42歳の若さで安倍氏の首相秘書官に抜てきされ、スピーチライターを務めた。経産省で局長級ポストを経験しておらず、次官級の内閣広報官への登用は異例だ。

 同じ経産省出身で安倍氏の政務秘書官だった今井尚哉氏は、高市政権発足に伴い内閣官房参与に就任。今回の衆院解散の道筋を描いたとされる。

 首相を支える木原稔官房長官も、首席秘書官に経産省の政策立案総括審議官だった茂木正氏を配置した。首相側近の一人は「飯田氏らは今井氏に負けないアイデアマンだ」と評価する。

 安倍政権では、今井氏ら経産省出身者が政策立案の中枢を担った。

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