日産自動車が、2026年度の世界生産計画を25年度見通しとほぼ同水準の305万台程度を軸に検討していることが11日分かった。25年12月に取引先に伝えた。電気自動車(EV)「リーフ」や大型ミニバン「エルグランド」などの新型車の生産を本格化させるものの、販売不振のため低い生産水準が続くことになる。
26年度計画の内訳は国内が約66万台、海外が約238万台。想定は初期段階で、部品メーカーや委託生産の状況を踏まえ変更する可能性がある。
24年度の世界生産は310万台で、25年度は300万台の見込み。25年暦年の世界生産は日本での販売減少が響いて295万台と、節目の300万台を割り込んだ。過去10年のピークは17年度の567万台で半減近くになっている。
日産は25年3月期連結純損益が6708億円の赤字に陥り、国内外で7工場と従業員2万人の削減を柱とする経営再建計画を公表。26年1月までに削減7工場にめどを付けた。ただ、新車投入の遅れや経営難に伴うブランド毀損で国内を中心に販売が落ち込んでいる。