【モスクワ共同】ロシアのラブロフ外相は9日までに、ウクライナ和平を巡りトランプ米政権が立場を変更したとして不満を表明した。ロシアは昨年8月の米ロ首脳会談で米国の提案を受け入れたが「米国は現在(その提案を協議する)用意がないようだ」と述べた。同日公開されたロシア系メディア「TV BRICS」のインタビューに答えた。
米国の提案は公表されていないが、ロシアが主張する「ウクライナ紛争の原因の根本的な除去」に関するロシアの要求を幅広く取り込んだ内容だったとされる。ラブロフ氏は、最近実施された米ロ、ウクライナの3カ国高官協議で、米国の立場が米ロ首脳会談時よりも後退したとして反発しているとみられる。
ラブロフ氏は、ロシアは米国提案を受け入れてウクライナ問題を解決し、幅広い協力に移行する想定だったが「現実は全て逆だ」と指摘。米国が新たな対ロ制裁を科し、インドなど友好国にロシア産エネルギーの購入禁止を迫っていると批判した。