「勝利の余韻に浸っている余裕は、私たちにはない」。自民党が大勝した衆院選翌日の9日、記者会見に臨んだ高市早苗首相は政権公約の実現に向けた意欲を改めて強調した。「党一丸となって、歯を食いしばって国民との約束を実現する」と力強い言葉を繰り返した。
午後6時前、勝負服の青いスーツに身を包んで会場に現れ、報道陣の写真撮影に笑顔で応じた。その後は、硬い表情で選挙戦を振り返り「国民に背中を押してもらった」との受け止めを語った。
衆院では憲法改正の発議に必要な3分の2の議席を得た。「少しでも早く憲法改正の賛否を問う国民投票が行われる環境をつくれるよう、粘り強く取り組んでいく」と前向きな姿勢を見せた。
会見の司会は、派閥裏金事件に関係したとして党内処分を受けた萩生田光一幹事長代行が務めた。裏金議員の処遇を問われた高市氏は「国民の理解を得られたとは言わない。(当選し)仕事をする機会を与えられた議員には全力で働いてもらう」と述べた。