大阪の出直しダブル選は、衆院選と同日投開票としたことで投票率が上向いた半面、無効票はいずれも1割を超える高水準となった。日本維新の会代表の吉村洋文府知事らが「大阪都構想」の3度目挑戦を掲げたが、主要政党は対抗馬を立てず、論戦は盛り上がりを欠いた。投票先の判断材料が乏しく、府民の不満や戸惑いが無効票に反映された可能性がある。
大阪府市の両選挙管理委員会によると、今回の投票率は知事選が56・43%、市長選が55・47%。2023年の前回選と比べ知事選は9・45ポイント、市長選は7・14ポイント増えた。
一方、投票総数のうち、白票など無効票の割合を示す「無効率」は知事選が10・29%、市長選が13・77%だった。前回選はそれぞれ1・98%、5・10%。吉村氏らが2回目の都構想挑戦を掲げて立候補した19年の前々回選はそれぞれ1・38%、1・46%だった。今回の無効率の高さは突出している。
無効票について、再選された横山英幸大阪市長は9日の記者会見で「大変重く受け止める」と述べた。